XP ModeをVMwareに移行

Windows7に付属しているXP Modeですがこれは
Virtual PCで動いています。

Virtual PCは扱いやすく簡単な操作で使えるので
とても便利なのですが致命的な弱点があります。

Direct Xが動かない！！

なのでゲームを動かすことはできません。

そこでDirect Xが使用できる。VMWareという会社の
製品を使用します。
ここもVirtual PCと同じように無料ライセンスの製品
VMware playerを使用します。

さてこのVMware playerですがXP Modeインポート機能が
ついていて、これを使用すればXP ModeをVMware で
使用することができます。… 完

ここで終わるなら別に書きません。でも色々手順を踏むことで
XP Modeで作った環境をVMware に移行することに成功しました。

以下本文。というか手順メモ。(追記しました）

まずVMware playerのダウンロードがVMware のHPから
メアド登録後、送られてきたメールのリンクをクリック
してダウンロードするのですが、メールが来ない。
hotmailを使ったから？と思って仕事のメアドでもう一度
登録しても送ってこない…

Bad know-howの一つですが、

「日本語のページでだめなら英語のページで試してみよ」

ということで英語のHPからダウンロード操作をしたら
そこでダウンロードすることができました。

ちなみにメールは深夜にまとめて送られてきましたｗ
HPには5分たっても送られてこないならメーラーの設定を
確認してねって書いてあるのにｗｗ

VMware playerを入手したら今度はインポートです。

VMware を立ち上げて、ファイルメニューにある

「Windows XP Mode 仮想マシンのインポート」を実行します。

はい。エラーが出てインポートできません。
VMware vCenter Converter と言うのが必要だそうです。

またVMware のHPからダウンロードします。
今度は会員登録が必要だそうです。
そして何事もなく取得することができました。

デフォルトのままインストールしてインポートを実行すると今度は
「VMware vCenter Converter をアンインストールしてください」
言葉は違ったかもしれませんが要は消せというエラーメッセージが
出ました。よく見ると入れなおせってことらしいので消して
再インストールです。

今度はデフォルト（stand alone)ではなく(Client Server)の設定で
インストールしました。

今度はうまくXP Modeのインポートが出来ました。

でも起動すると新しいXPのインストールが始まりました。

PCの中には十分に育ったXP Modeの環境があります。
それがVMware にインポートされると思っていたら
新しい環境が出来てしまいました…

じゃあせっかくコンバーターを入れたのでXP Modeの
ファイルをVMware 形式に変換しようということで
やってみたらエラーが出て変換できませんでした。

せっかく育ててきたXP Modeの環境を捨てて新しい環境で
最初から育てるのは無理です。
何とか育った環境を移したい。

今度は個人が作成したフリーの変換ツールをインストール
します。

仮想マシンハードディスクイメージ変換(convert)ツール

こちらだと簡単に変換できました。

さてファイルの変換は終わりましたのでまたVMware にもどり
環境の構築です。
ところが既存のファイルを使って新しい仮想マシン環境を
作ることが出来ないみたい… なので新規に作って出来たファイルを
変換したファイルに置き換えしました。

そして起動…立ち上がった！あれ？XPのライセンス認証？
しょうがない。使っていないで余っているライセンスを入れることに。

認証に失敗しました。あれ…

ネットで調べたところXP  Modeで出来たXPをライセンス認証することは
出来ないそうです。またXPModeで作ったファイルをVMware に
移行出来なかったという先人たちの記録… orz

ここで諦めかけたのですが最後にもう一つだけやってみることに
しました。

VMware のXPModeインポート機能を使ってXPをインストールしつつ
出来たファイルを自力コンバートしたファイルに置き換える。

成功です。XPModeで作ったVirtualPCのファイルがVMware 上で
動かすことができました。
WORDを動かしたらライセンス認証が動きました。まぁいいです。
使っていないライセンスはあります。

他は大体VirtualPCの時のまま使用できました。

手順をまとめます。

1. VMware playerをダウンロードしてインストールします。
2. メアド登録していつまでもメールが来なかったら
   翌日まで待つか英語のページからダウンロードします。
3. VMware vCenter Converter をダウンロードしてインストールします。
   セットアップの時に(Client Server)の設定にします。
4. 仮想マシンハードディスクイメージ変換(convert)ツール
   （NHC.exe）をダウンロードして適当なホルダに展開します。
5. NHC.exeでXPModeで作成したファイルを変換します。
   変換前のVirtualPC形式のXPModeのファイルはデフォルトでは
   C:\Users\ログインユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Windows Virtual PC\仮想マシン\Windows XP Mode.vhd
   になります。変換後形式はVMwareのvmdk形式でVersion 8以降で良いようです。
   作成されるファイル名は仮にXPMode.vmdkというファイル名にします。
6. VMware playerを実行し、「Windows XP Mode 仮想マシンのインポート」を
   実施します。仮に名前をWindows XP Mode2とします。
   作成されるファイル名はWindows XP Mode2.vmdkとなります。
7. NHCコマンドで変換したファイルXPMode.vmdkのファイル名を
   Windows XP Mode2.vmdkに変えてインポートして出来たファイルと置き換えます。
8. ここでVMware playerから仮想マシンの設定を実施して
   違うドライブの設定をしたりメモリの設定を行います。
   不要ならやらなくてもいいですがメモリは増やした方がいいかも
   しれません。
9. VMware playerから仮想マシンを実行して立ち上がったら終了です。
   最初に立ち上がったらいくつかハードウェアのセットアップが動きますが
   セットアップを続ける前にVirtualPC統合コンポーネントを
   プログラムの追加と削除から削除してください。
   これをアンインストールしないままいくつかのセットアップを
   実施していくとマウスが正しく動作しませんでした。
   あらかじめVirtualPCでアンインストールしておくのも手です。
10. 残りのセットアップとVMWare Toolsをインストールで一通り終了です。
    セットアップでモニターとかいくつかエラーが出ましたが
    VMware toolsをインストールしたら消えました。

この後は普通に使えますがCPUがシングルコアで動いていますから
マルチコアにする設定を行いました。そうすることで動きがよくなりました。
設定の途中で固まっても気にしないｗ